3. Schulpforte

 

  ニーチェにとってSchulpforta[e]（プフォルタ学院）とは？

 

　ニーチェはプフォルタ学院に1858年10月から在籍し、1864年9月に卒業しました。
　　ここは寄宿学校でしたので、家を離れ、学友たちと生活を共にしていました。また古典語教育の水準が高く、ニーチェもここでラテン語の教育を受けています。

 

  プフォルタ学院とは？

 

　プフォルタ学院は、元はシトー派の修道院で、16世紀に創立された、男子校のギムナジウムです。ニーチェの他、哲学者フィヒテ、ドイツ・ロマン主義の旗手シュレーゲル兄弟、ノヴァーリスなども輩出した名門校です。
＜プフォルタ学院情報(2002年現在)＞住所：06628 Schulpforte Tel.034463-35110



プフォルタ学院までは、ナウムブルクの駅からタクシーを使って行きました。
今でも公共の交通機関がほとんどないような田舎だったけれど、
窓からたくさんの生徒さんたちが顔をのぞかせていました。

 

 

 

 

　当時の正式名称は、Die königliche Landesschule Pfortaです。
　現在は「王立」が抜けて、"LANDESSCHULE PFORTA"のプレートが掛かっていました。

 

 

 

 

 

　校舎の隣にある教会。"Chronik in Bildern…"の76ページにある1840年の写真と概観を見比べると、当時と同じであることがわかります。この教会はニーチェが通っていた頃にすでにあったことになります。



 

 

 

　追記（2006年1月）
　プフォルタ学院ホームページが、充実した形でリニューアルされているのを発見しました。
  サイト内の「Geschichte」というコンテンツからさらに「Bekannte Schuler」に進むと有名人卒業生の名簿があります。そこを見てわかったことなのですが、この学校にはニーチェの名が入ったGedenktafeln（記念の銘板）があったらしいのです。写真も載っています。
　せっかく不便な場所まで行ったので、ぜひ撮ってきたかったですね。（残念）

　またプフォルタ学院ホームページには、ドイツ語、英語のみならず、なんとラテン語版があります。
　さすが、古典語教育の名門校ですね。






・・・以上、2002年夏訪問・・・



 



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